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似顔絵 上手く書く方法 全体を描くときの動きの表現
似顔絵で全体を描くとき関節毎に分けて考えて動きを表現するメリット
似顔絵で全体を描くとき関節毎に分けて考えて動きを表現するメリットは、単純にポーズがとりやすい事、後からキャラクターの動きの関連性を視覚的にとらえる事ができる事、同じポーズを繰り返し描くよりも、関節毎に分けた方が手間が減る事、などです。ただし、ポーズとキャラクターが不可分ではないため、例えば骨格だけ描いているうちに自分の手から伝わる想いが動きとなり、結果としてアニメーションのような作品が出来てしまった、などという事もあります。これは、関節が複雑だからこそ起こりうる偶発的な効果として面白いですね。
最後に骨格や人体をデザインする事を語る上で、記号について見てみましょう。よく、キャラの顔を描くときに目の描き方だけ真似する……みたいな話があると思うんですけど、人体においても関節の描き方は人間関係の縮図でもあるため、関節部分の記号への理解がそのまま人体への理解にも繋がると言っていいでしょう。
似顔絵で全体を描くとき関節毎に分けて考えて動きを表現する場合のポイント
似顔絵で全体を描くとき関節毎に分けて考えて動きを表現する場合のポイントは、関節は重力線の交点にあたり、手足が曲がる時は重力と反重力を生む。そして、関節は人体の中で一番外側に位置し、身体の中で伸縮と回転による内外運動の切り替えが行いやすい場所である。そのため、それらによって人体を描いた場合、一番外側から描いたほうがわかりやすい。
例えば、手を描きがちな人がおり、その中でも、顔や頭部を中心に描く人が多い印象がある。しかし、身体の外側の動作を一番最初に描いたほうが人に近く描くことができるとされている。
そのため、一見動きが一つの人がいても、実はその動作は複数あるということがわかる。それを踏まえて、ひとつの絵を描く時は顔や頭部よりも手足を先に描くようにするとよいだろう。
また、関節の名前は非常に難しいものとなっているため、一度一から練習しておくと描きやすい。動作ごとに名前をつけることで、文字だけで考えるよりもイメージもしやすくなるだろう。
似顔絵で全体を描くとき関節毎に分けて考えて動きを表現するときの注意点
似顔絵で全体を描くとき関節毎に分けて考えて動きを表現するときの注意点は、同一関節に対しては同じ曲線に合わせ、その逆は異なる曲線に合わせるという原則が大切ですね。例えば猫で猫足で描き込むと別角度から見ると不自然にバランスが悪くなるという典型的な例です。また同じ足でも、つま先と足首を別々にすることでバランスが良くなったり、膝関節の位置が違ってくるので膝に角度を付ける場合と付けない場合があります。
これは人物画で姿勢を整えるために大事な「猫足」も同じです。最近は立位から俯瞰アングルで描いている人を見かけますが、そんな人には是非曲線で考え抜いて描いた立ち姿を見てもらいたいですね。足首に力が入りすぎていてだらしない人、足首が引きすぎていて歩いている姿は猫背の人などなど、曲線で考え抜けば誰にでもその人ならではのバランスが見つけられると思います。
そして「表情の違いで描き分ける!」といいましたが、それは全く逆です。