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似顔絵 上手く書く方法 全体のシルエットを掴む
似顔絵で全体のシルエットのつかみ方
似顔絵で全体のシルエットのつかみ方は、前回も書きましたが、基本は正面からと横からと正面と横からと4つの角度から絵にしていくといいと思います。横からだとウエストはわかりにくくなりますが、正面だと首の根元で輪郭がつながってみえるからです。顔の輪郭は、正面から輪郭の絵を描き込みながら、顔の左右と頭骨の左右が交わるポイントを作ってみてください。
輪郭が終わるところで、全体のシルエットもスッキリします。このことは、顔を見ただけで全体を感じるためにとても大切なことです。頭骨は頭の先からつながっているので、左右対称の頭には頭骨のイメージがつながって見えます。
骨格がどこに向いているか感じることで、体全体が調和して見えます。さらに絵にすることで、自分でも自分の体を見る意識が少し違ってきます。
このように、「輪郭で身体・心・感情を把握する」ことは、自分の身体意識を育てることはもちろん、人間の全体を見る意識にも繋がるような気がします。
似顔絵で全体のシルエットをつかむときのポイント
似顔絵で全体のシルエットをつかむときのポイントは、身長のバランス、髪型、服のシルエット。それぞれのバランスをつかむために、まずは立体を描きます。この立体から顔の長さや肌の色を想像し、塗る線の長さを決めるというステップです。ここから始めて、長めの丸や円を描いていくと良いですね。
線の色は、太めで暗い色を基調としましょう。顔とおでこ、体とお腹、髪とおでこ、手とおでこなど、太めの線と明るい色で分けておくと描きやすいです。また、髪の毛に使われている色はホワイトやダークな色を優先します。赤い髪は暗い色、白い髪は明るい色、という点をイメージしてください。
目や耳、口、髪飾りの色も、形に合わせて調整していくと、バランス良く仕上がります。ただし、ハイライトは顔にしっかりと入れましょう。
彩度を調整して入れた方が、赤が浮き出て見えやすいです。ハイライトは顔の中心を中心に入れると分かりやすいでしょう。
似顔絵で全体のシルエットをつかむときの注意点
似顔絵で全体のシルエットをつかむときの注意点は、全身よりも上半身だけを重視すること。下半身を真っすぐの輪郭線にしてしまうと、スーツもまっすぐ、座っていてもだらしなく見えてしまう。スタイリストの大山静弘氏は「ベストをつかむのではなく、体全体を引いて(デコルテや背中まで)筒状でとらえるようにしてください」と説明する。
また髪も重要なパーツだ。顔の周辺が平面的にまとめられてしまうと「ボサボサ頭」に見え、違和感がある。ただしここにも注意が必要で、前髪から後ろの髪、襟足までの髪、オールバックにする、といったアレンジは必須。
「平面的になりやすい前髪は、お団子にするなど立体感を意識して」と大山氏。また胸の開きについても注意が必要だ。
手前に突き出たタイプの胸は、顔とのバランスが悪く、また「貧乳」と見られてしまうため、ややうしろに下がった胸のほうがおすすめだという。